Skip navigation.
子どもたちにがんばる力とできたときのよろこびを・・独自の段階的運動プログラム 年間全国15000人の指導実績

ナカムラチャイルドスポーツが運動に求めるものとは

NODE Book template

大切にしている7つのポイントと体育を通して広げる世界

 1 「遊び」が生み出すこどもの力

日本は戦後、高度経済成長期を経てさらにはバブル景気崩壊など、様々な景気情勢を経験して今日にいたりました。その中で価値観やライフスタイルなどその時代の波に乗りながら刻々と変っています。
その変化の中で身の周りのことが大変便利になっていく反面、価値観も変わり、さらには人間関係が殺伐となり、他人の事はよそ事としてしか捉えられなくなってしまうことも多くなりました。

その影響か親の子育てに対する考え方も変わり、『モンスターペアレント』などという言葉も生まれました。そうした生活環境の中ではこどもがこどもらしく生きることが困難となり、こどもへの犯罪などの報道や少子化、屋内でのゲーム遊びなども拍車を掛け、遊び場からこどもが消えるという事態になってしまいました。

本来、この遊びの場がこどもにとって、人生の学びの場であることは言うまでもなく、体力向上はもちろん、冒険心、好奇心を深め、そして何よりも仲間との『絆』の存在を肌で感じることができる場所であったはずでした。「赤い糸」といった言葉と同じく、『目に見えない何か』が存在し、人と人はそれによって動かされているのではないかと私は思うのです。

かけがえのないものを大切に思う心、美しいものを美しいと感じる心がお互いの存在を有意なものとし、その人のために何か施すことも厭わない、そんな心が自分を高めるのだとするならば、まさしくこどもにとってその始まりの場となる遊び場はなくてはならないものであり、「人として」の原点がここにあるのではないかと考えるのです。

またその場所は運動能力の開発と向上面においても大切な空間であるといえます。
例えば、「鬼ごっこ」では追うものと追われるものの関係の中で走り回ります。その中で、敏捷性や持久性などさまざまな身体能力やスポーツに必要なビジョン(動体視力・深視力・瞬間視・視野の広さ・眼球運動・手と眼の協応動作など)を高めることができます。

いわば、ゲーム感覚で体力を向上させることができる訳です。しかも無我夢中で。このことが色々なスポーツをするにあたっての『馬力』となってきました。要するに腕や足といった自分の身体のパーツを、上手に効率よく使いこなせるだけの身のこなしや体力が身についたのです。

自動車でいえば、エンジンの性能を高めるということになります。自動車は、いくらボディをピカピカに磨いても、飾りたてたとしても、エンジン自体の性能が良くなければ、いい走りはしません。このことはこどもにも同じことが言えます。

こどもたちが時間を忘れて、無我夢中で走り回る、そんな遊びにおける三間(時間・空間・仲間)が必要です。
『遊び』には、こどもたちにとって、人として生きる上でも、運動能力においても大切な学びがたくさん詰まっているのだと思うのです。