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子どもたちにがんばる力とできたときのよろこびを・・独自の段階的運動プログラム 年間全国15000人の指導実績

7 美意識を育む

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運動が上手にできない人を、『運動神経が鈍い』とか『運動センスがない』といった表現をすることがあります。
現実、そう言われて育ってきたこどもが私の指導を受けにきてくれることがよくあります。
大阪の教室に、遠くは、和歌山や岡山、更には東京からも訪ねてきてくださいます。

私はシングルエイジ期のこどもにはまず、自分の体をうまくコントロールする力を身につけるということが必要だと考えています。
そのためには、体のポジショニングを正確な位置にとることが必要です。
いわゆる「姿勢」です。

駒まわしに使われるコマを例に挙げてお話ししましょう。

クルクルときれいな回転を描くコマは、効率よく、長く回り続けます。
しかしながら、ガタガタと回転がぶれるコマは、回転が長く続きません。
これはコマの芯に原因があります。
綺麗にコマの中心を通っているものと、歪んでいるものの差です。

人間の体も同じことがいえます。
効率のよい動きをしようとするならば、芯がゆがんでいては無理です。
その芯に変わるものが『運動軸』といわれるものです。
人間のすべての動きは、足裏や様々な関節にある「感覚受容器」の働きによってうまく姿勢を制御し、この運動軸を調整します。
当然、日頃から姿勢の良くない子どもは、運動軸のとり方がうまくできないことに繋がりますので、身のこなしに無駄が生じ、自分のイメージ通りに体を動かすことができないのです。

また、集中力や根気に関しても、姿勢の正しいこどもは高く、そうでないこどもは低いということを指導の中で感じています。
姿勢の正しい子は話しをよく聞き、手本をしっかり観察することができ、さらにはくり返し、くり返し根気強く練習することができます。
とくに、この力の優れたこどもは、一輪車の上達が早いです。

さらには、整理・整頓がしっかり身についているこどもは、力加減をうまく調整する力や整える力に優れていることが多く、マット運動が上手です。

あいさつ・返事が元気にできるこどもは、積極的に物事に取り組むことができ、瞬発力に優れています。
そんなこどもは、かけっこが得意なことが多いです。

これらのことについては、運動面だけでなく学習面でも同じことがいえそうです。
昔から、「運動のできるこどもは賢い子が多い」といわれる所以はここにあります。

姿勢を整えることや整理・整頓をすることあいさつ・返事が元気にできることなど、これらのことを行うことが気持ちいいことだと感じる心をもつこと。
美しいものを美しいと感じる心をもつこと。
いま、日本の教育の中で失われつつあるものが、実は、一番大切なところなのではないでしょうか。

私は、運動を上達へと導くには、こどもたちの心に、この『美意識』を育むことこそが大切なことだと考えています。

以上、私の考える「こどもたちは運動を通して何を学ぶべきか」を述べさせていただきました。
上記7つのポイントを再度まとめます。

  1. 「遊び」が生み出すこどもの力
  2. やる気を引き出す
  3. 力を合わせるということ
  4. 「こころを込める」ということ
  5. 「あきらめない」「ひるまない」ということ
  6. 「自ら考えて行動する」ということ
  7. 美意識を育む

この7つがチャイルドスポーツの指導では欠かせないものとして考えています。
ただ単に指導者としてではなく、よき理解者として、そして教育者としての幼児体育の取り組み方や接し方、またその指導法をいかに「楽しく」形にして行くかを実践と研究を行っています。

「こどもたちにがんばる力とできたときのよろこびを・・」をモットーにこどもたちの笑顔を大きな糧として全国の教育機関を飛び回っております。

ナカムラチャイルドスポーツが運動に求めるものとは (終わり)